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# プラントベース

    プラントベースとSDGs

      プラントベースとSDGsの関係

      2025.07.30

      「ヘルシーな食事を意識したい」
      「プラントベースという食生活が良いと聞いたので、具体的に知りたい」
      近年注目を集めているプラントベースですが、上記のように、名前は聞いたことあるけれど詳しくは知らないという方もいるでしょう。

      この記事では、プラントベースとは何か、近年注目を集めている理由やベジタリアン、ヴィーガンとの違いなどを解説します。

      さらに、SDGsとの関連性についてもまとめました。

      プラントベースについて詳しく知りたい方や、「食生活を改善したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

      プラントベースとは?

      プラントベースとは、植物由来の食品を、日々の食事に意識的に取り入れる食生活のことです。

      例えば、スーパーで牛乳の代わりに豆乳を選ぶといった行動も、プラントベースな選択のひとつといえます。このように、日常生活に比較的取り入れやすいのが特徴です。

      プラントベースフードとは?

      プラントベースには、もともと「植物由来」という意味があり、プラントベースフードとは、大豆ミートや、アーモンドミルクなど、植物由来の原材料から、畜産物や水産物に似せて作られた食品です。

      プラントベースが注目されている理由

      プラントベースが注目されている理由は、主に3つ考えられます。

      • 環境への配慮ができるため

      • 健康を意識した食事にできるため

      • 一人ひとりのライフスタイルに柔軟に合わせられるため

      例えば、ダイエットをしたいとき。いつもの肉を大豆ミートに置き換えるだけで脂質を5分の1ほどカットできるため、手軽にヘルシーな食事を意識できます。

      また、アレルギーで乳や卵を食べられない方でも、プラントベースフードの代替食品で似たような食感や味を楽しめる点も注目されている理由と言えます。

      プラントベースとSDGsの関係性と目標

      プラントベースとSDGsは、密接な関係にあります。

      SDGsとは、2030年までに、持続可能でより良い世界を目指すために設定された国際目標です。全部で17項目のゴールがあり、プラントベースに関連する項目も3つあります。

      SDGs2:飢餓をゼロに

      持続的なたんぱく質の確保のためには、プラントベースは有効な手段です。

      2050年には世界人口が約100億人に到達すると考えられており、食料としての畜産物の需要量は、2010年の1.8倍になると予想されています。そのため、畜産物は今まで以上に多くの生産が求められるでしょう。

      しかし、鶏や豚、牛を飼育するには大量の水や広大な土地を必要とし、飼育コストがかかります。例えば、一説には牛肉を生産するために使用する水の量は、1kg当たり20.7tと言われています(※1)。

      対して、プラントベースとして広く活用されている大豆は、生産1kg当たり2.5tほどの水しか消費しないとされており、牛肉の生産と比較すると約8分の1まで抑えられるのです。

      飼育に使用される資源量が抑えられれば、食料の長期的な確保につながるため、多くの人が栄養バランスのとれた食事をできるでしょう。

      SDGs3:すべての人に健康と福祉を

      肥満は、世界全体で深刻な問題です。肥満は健康を阻害し、心疾患の発症リスクを高めるほか、精神面の不調にも関わります。プラントベースを実践すると、肥満の原因である脂質のとり過ぎを抑え、エネルギー摂取量を抑えることができます。

      現在さまざまな企業が、プラントベースを普及する活動を実施しているようです。例えば、こんにゃくや大豆おからを活用し、低脂質・低エネルギーのプラントベースかつ丼の提供を開始している企業もあり、健康的な食事の選択肢が増えています。

      世界の8人に1人が肥満と言われる昨今、心疾患や生活習慣病のリスクを軽減するために、食生活にプラントベースを取り入れることは重要なポイントです。

      SDGs13:気候変動に具体的な対策を

      プラントベースは、温室効果ガスを削減し、地球温暖化や気候変動の抑制に良い影響を与えると言われています。

      畜産物の生産は、多くの温室効果ガスを排出します。日本の農林水産分野における温室効果ガス排出量のうち、約3割を畜産業が占めているようです。さらに、その畜産業の中でも牛(牛肉や牛乳の生産のため)に由来する排出量が約8割と大半を占めており、主な原因は牛のゲップや排泄物から発生するメタンガスです。

      牛肉や牛乳を大豆ミートや植物性ミルクなどに置き換えることで、畜産業における牛の飼育数が減少し、結果としてガス排出量の削減が期待でき、環境問題の改善に役立つでしょう。

      プラントベースとベジタリアン、ヴィーガンの違いは?

      ベジタリアンやヴィーガンといった言葉にも、プラントベースと同じくヘルシーな食事というイメージを持つ方も多いかもしれません。

      一般的にヴィーガンは、食生活のみならず生活全般で動物性製品を使用しないライフスタイルのことです。肉や魚などの動物性食品を食べない食生活に加えて、牛革の小物などの動物性製品の使用を避けた生活をしています。

      ベジタリアンは宗教や思想などを理由に動物性食品を避けた食生活を送っている方の総称です。すべての動物性食品を食べないわけではなく、もととなる理由によって、動物性食品の一部許容されていることがあります。

      プラントベースとは、植物性食品を中心に取り入れる食生活のスタイルです。動物性食品を完全に排除するのではなく、ライフスタイルや健康状態に合わせて、植物性食品を積極的に選びながら食事を楽しむ柔軟な考え方です。

      ベジタリアンやヴィーガンの定義は組織や団体、個人によっても異なりますが、ベジタリアンやヴィーガンと比べてプラントベースのほうが食生活における選択の自由度が大きいと言えるでしょう。

      まとめ|プラントベースはSDGsの観点でも注目を集めている

      プラントベースとは、植物性食品を意識的に食生活に取り入れる行動を指します。この食生活は、多様な食のニーズへの対応やSDGsへの貢献といった、多くのメリットが期待されているのです。

      特にSDGsの観点では非常に注目を集めており、環境問題や人々の格差問題の解消へ良い影響を与えると考えられています。

      また、プラントベースは動物性食品を完全に食べない食生活ではないため、誰でも手軽に試しやすい方法です。

      健康的な食生活を意識したい方は、試してみてはいかがでしょうか。

      ■参考資料
      ※1 環境省 バーチャルウォーター(VW)量一覧表

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