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ゆるく始めるプラントベース体験
2025.07.30

こんにちは、管理栄養士のみのりです。SDGsの理念が広がるにつれて、環境や健康に配慮したプラントベースの食生活にも関心が高まっています。環境配慮のみならず、健康にもよい効果があることも知られていますね。今回は消費者の一人として、私がプラントベースの食生活を実践する中で、わかったことをお伝えしていきたいと思います。
プラントベースのメリット

プラントベースと健康の関係については、別の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。
ヨミサプ| プラントベースが健康に与える影響
栄養バランスが整いやすくなる
プラントベースの食生活を実践することで、動物性食品の摂取頻度を抑え、植物性食品を積極的に取り入れることができます。これにより、普段の食生活でとり過ぎてしまいがちな脂質を減らし、逆に不足しがちなビタミンやミネラルを効率よくとることできる点が、大きなメリットです。
常温、長期保管が可能
プラントベースフードの代表格である大豆ミートは、環境への配慮や健康面でのメリットが注目されていますが、それ以外にも常温で長期保存が可能という利点があります。この保存性の高さから、意外な場面で活用されているのが「キャンプ」です。
生肉と違って、衛生面の管理がしやすく、余っても保存が簡単なため、アウトドアでの調理に適しています。荷物を軽くしたいキャンプでは、冷蔵設備が不要な大豆ミートは非常に便利で、最近ではアウトドア愛好家の間でも注目されているようです。
実践してみた結果
現在の私の食生活では、ミートフリーマンデーのように植物性食品だけで1日を過ごすのはなかなか難しいのが現状です。そこで、まずは1食ごとに肉など動物性食品を使っていた料理を大豆ミートなどのプラントベース食品に置き換えることで、動物性食品の使用量を減らす取り組みを始めました。例えば、副菜のそぼろ餡かけのひき肉を大豆ミートにしてみたり、豆乳でシチューを作ってみたり。また、これまで朝食にはウインナーなどの加工肉を使っていましたが、代わりに納豆を取り入れてみました。
昔の大豆ミートはいかにも代替品!という感じでしたが、最近のものは味も風味も違和感なく、特に味の濃い麻婆豆腐のような料理では、肉と比べてもまったく遜色がありません。無理なく取り組むことができました。
感じた変化
1か月ほど続けて感じたことは「消化が楽になった」こと。胃がもたれることが減り、朝の目覚めもスッキリ。さらに、便通も改善されました。
体調面だけでなく、食器が脂で汚れにくくなったことで洗い物が楽になったり、最近は肉の価格も高騰しているため、食費の節約にもつながり、お財布にも少し余裕ができました。
昔ながらの食事はプラントベース!
プラントベースをとり入れた食生活の中で、昔ながらの食生活を実践していることに気づきました。
昭和の時代、特に戦後から高度経済成長期にかけての日本人の食生活は、今でいうプラントベースに近いものでした。主食は米、副菜には季節の野菜、豆腐や納豆などの大豆製品、海藻やきのこ類が並び、動物性食品は魚が中心。肉は特別な日に食べる程度です。今ほど乳製品の選択肢がなかったため、日常的に使われることは少なかったのです。農林水産省の食料需給表からみると、昭和中期頃の1960年と2020年の肉類の一人当たりの供給量をみると、なんと約6倍も増えているのです。今と比べて昔の食生活は肉をあまり食べていなかったことがわかりますね。
このような食生活を行っていた昭和時代では、脂質が少なく、食物繊維や発酵食品が豊富で、生活習慣病のリスクが低いとされていました。まさに、現代で推奨される「バランスの取れたプラントベース食」の原型とも言えるのです。
この取り組みで、日本にはすでに自然なプラントベースの食文化があったということを再発見することができました。
まとめ
プラントベースは一見すると新しい食のトレンドのように思われますが、実は日本の昔ながらの食生活と共通点がたくさんあります。昭和の食卓に見られる植物性食品中心の食生活を参考にしながら、現在の技術の進歩で実現した多彩なプラントベースフードを是非、皆さんも試してみませんか?





