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健診結果
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健診結果に向き合うヒント
2026/6/9

健康診断の結果が届いた時、多くの人が「どう見ればいいのか」「この数字は何を意味するのか」と戸惑うことでしょう。この記事では、健康診断の結果を正しく読み解くための具体的な方法を解説します。判定区分や総合判定の意味、さらには血液検査、血圧、尿などの項目ごとの見方や基準値を詳しくご紹介。異常値が出た場合の適切な対応や、かかりつけ医への相談の重要性、日常生活でできる改善策まで網羅的に学ぶことで、自身の健康状態を深く理解し、適切な行動へと繋げられるはずです。
健康診断の結果が届いたらまず確認すること
健康診断の結果には、各検査項目の数値とともに、その結果をもとに判断された「判定区分」が記載されています。判定区分は、現在の健康状態に応じてどのような対応が必要かを示す目安であり、自分の健康状態を客観的に把握し、次の行動を考えるうえで非常に重要です。一般的に、健康診断の判定区分は次のように分類されます。
異常なし
検査結果に特に問題は認められず、現時点では健康上の大きなリスクがない状態です。今後も現在の生活習慣を維持し、定期的に健康診断を受けることが大切です。
要経過観察
直ちに治療が必要な状態ではありませんが、今後の変化に注意が必要な状態です。生活習慣を意識しながら、次回の健康診断や医師の指示に従って経過を確認しましょう。
要医療(受診勧奨・要精密検査・要治療)
健康状態に何らかの異常が認められ、医療機関での受診や詳しい検査、治療が必要と判断された状態です。自覚症状がなくても放置せず、速やかに医療機関を受診し、医師の指示に従いましょう。早期発見・早期対応が重要です。
総合判定の意味を正しく知る
健康診断の結果には、個々の検査項目の判定とは別に、全体の健康状態をまとめた「総合判定」が記載されています。まずはこの総合判定を確認し、自身の健康状態の全体像を把握することが重要です。個々の数値だけにとらわれすぎず、判定区分とあわせて総合的に結果を理解し、必要な対応につなげていきましょう。
項目別 健康診断結果の見方と基準値
健康診断の結果は、身体の状態を知るための大切な情報です。主要な検査項目について、その見方と異常値が示す可能性のあることについて解説します。

身体検査、血圧、尿の健康診断結果の見方
血液検査以外の項目も、健康状態を把握する上で非常に重要です。血圧や尿検査、身体測定の結果から、生活習慣病のリスクや体のバランスについて知ることができます。
●身体測定
身体測定では、身長、体重、BMI(体格指数)、腹囲などを測定します。BMIは体重と身長から肥満度を判断する指標であり、高すぎる場合は生活習慣病のリスクが高まります。腹囲は内臓脂肪の蓄積度合いを示す指標であり、基準値を超える場合はメタボリックシンドロームのリスクを考える必要があります。これらの数値は、ご自身の食生活や運動習慣を見直すきっかけになります。
●血圧
血圧は、心臓が血液を送り出す力と血管の抵抗によって決まります。収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の2つの数値で表され、高い場合は高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がないまま進行し、動脈硬化を促進し、心臓病や脳卒中、腎臓病などのリスクを高めるため、定期的なチェックと管理が不可欠です。低すぎる場合も、体調不良の原因となることがあります。
●尿検査
尿検査は、腎臓や膀胱などの尿路系の異常、さらには糖尿病などの全身の病気を発見する手がかりとなります。特に、尿糖、尿蛋白、尿潜血の3項目が重要です。尿糖が陽性の場合は糖尿病の可能性、尿蛋白が陽性の場合は腎臓病の可能性が考えられます。尿潜血が陽性の場合は、尿路結石や膀胱炎、腎臓病など様々な原因が考えられるため、さらに詳しい検査が必要になることがあります。
血液検査の項目と異常値が示すもの
血液検査は、体の内部の状態を詳細に把握できる検査です。採取した血液から様々な成分を分析し、肝臓や腎臓の機能、脂質や血糖の状態、貧血の有無などを確認します。基準値から外れた数値は、病気のサインである可能性や、生活習慣の改善が必要なことを示唆している場合があります。
●肝機能
肝機能の検査では、主にAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPといった酵素の数値をチェックします。ASTとALTは肝臓の細胞が壊れると血液中に流れ出すため、数値が高い場合は肝炎や脂肪肝などの肝臓の炎症や障害が考えられます。γ-GTPはアルコールや薬剤の影響を受けやすく、数値が高い場合は肝臓への負担や胆道の異常が疑われます。これらの数値は、肝臓の健康状態を測る重要な指標です。
●脂質代謝
脂質代謝の検査では、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪の3つの項目が重要です。LDLコレステロールが高いと動脈硬化を進めるリスクが高まり、HDLコレステロールが低いと動脈硬化を防ぐ力が不足している可能性があります。中性脂肪が高い場合も、動脈硬化や脂肪肝のリスクを高めます。これらのバランスがとれていないと、心臓病や脳卒中につながる恐れがあるため注意が必要です。
●血糖値
血糖値の検査では、主に空腹時血糖値とHbA1cをチェックします。空腹時血糖値は、検査時の血糖の状態を示し、高い場合は糖尿病やその予備群の可能性が考えられます。HbA1cは過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を反映するため、より長期的な血糖の状態を知る上で重要な指標です。これらの数値が高い場合は、糖尿病のリスクを考える必要があります。
●腎機能
腎機能の検査では、クレアチニンやeGFR(推算糸球体ろ過量)の数値を確認します。クレアチニンは筋肉から出る老廃物で、腎臓の機能が低下すると血液中に蓄積しやすくなるため、数値が高い場合は腎機能の低下が疑われます。eGFRは年齢や性別、クレアチニンの値から腎臓がどれくらい老廃物をろ過できているかを示す数値で、低い場合は腎機能が低下していることを意味します。腎臓は一度機能が低下すると回復が難しい場合があるため、早期の発見と対応が大切です。
●血算(貧血)
血算の検査では、赤血球数、ヘモグロビン(血色素量)、ヘマトクリットといった項目を通じて貧血の有無を確認します。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っており、これらの数値が低い場合は貧血と診断されます。貧血は、だるさや息切れ、めまいなどの症状を引き起こすことがあります。原因としては鉄分不足が一般的ですが、他の病気が隠れている可能性もあるため、詳しい検査が必要になることもあります。
まとめ
健康診断の結果は、ご自身の健康状態を客観的に把握する大切な機会です。判定区分や各項目の意味を正しく理解し、総合的な視点から結果を受け止めることが重要でしょう。もし異常値が見つかった場合は、決して放置せず、かかりつけ医など専門家への相談を検討してください。日々の生活習慣を見直すきっかけとして、ぜひ今回の結果を活かし、前向きな健康づくりに実践してみてはいかがでしょうか。

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