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魚介類 たんぱく質
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魚介類でたんぱく質を美味しくとるコツ
2026/6/30
著者:
ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)

「たんぱく質」と聞くとお肉を思い浮かべがちですが、魚介類もまた、私たちの健康や美容に欠かせない良質なたんぱく質源です。この記事では、なぜ今魚介類たんぱく質が注目されるのか、DHA・EPAといった特有の栄養素がもたらすメリット、そして高たんぱく質な魚介類の種類や、栄養を逃さず美味しく食べる調理法まで解説します。毎日の食卓に魚介類をもっと取り入れるヒントが見つかるでしょう。
魚介類たんぱく質摂取の重要性
魚介類からとるたんぱく質は、その質と含まれる他の栄養素から、近年ますます注目を集めています。
なぜ今 魚介類たんぱく質が注目されるのか
魚介類は、肉類と並ぶ重要な動物性たんぱく源で、動物性たんぱく質の摂取割合をみると約20%が魚介類と言われています。特に発展途上国では、この割合が30%以上にのぼる地域もあり、魚介類は「命をつなぐ食材」として位置づけられています(※1)。魚介類のたんぱく質が注目される理由は、その優れた栄養価と、肉類とは異なる特長にあります。
魚介類のたんぱく質は、体に必要な必須アミノ酸をバランスよく含み、「良質なたんぱく質」と呼ばれます。また、肉類に比べて筋組織が少ないため消化吸収が良く、胃腸への負担が少ないという特長があります。さらに、魚介類に含まれる脂質は、肉類に多い飽和脂肪酸とは異なり、EPAや DHAといった不飽和脂肪酸が豊富で、健康への良い影響が期待できるため、健康志向の高まりとともにその価値が見直されています。
魚介類がもたらす美容効果
魚介類は、体の内側から輝く美しさをサポートする栄養素を豊富に含んでいます。たんぱく質は肌、髪、爪の主要な構成要素であり、良質なたんぱく質をとることで、強く美しい髪や健康な爪を維持できます。さらに、ビタミンEはコラーゲンの生成をサポートし、肌の弾力性を高め、シワやたるみの抑制にも効果が期待できます。
EPAとDHAともたらす健康メリット
EPAとEPAは、主に青魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸であり、私たちの体では作ることができない必須脂肪酸です。
EPAは、血液をサラサラに保ち、動脈硬化を防ぐなど、血管や血液の健康維持に役立つことが知られています。肌のくすみ対策から、血栓予防や中性脂肪の低下を促す効果も期待でき、生活習慣病の予防に貢献します。また、抗炎症作用により、体内で起こる慢性炎症を抑え、肌の赤みや肌トラブルの軽減にも役立つと考えられています。
一方、DHAは脳や網膜などの神経系に多く存在し、脳の発達や機能維持に不可欠な成分です。記憶力や集中力の維持、さらにはアルツハイマー型認知症の予防にも関連があると考えられています。これらDHAとEPAは、炎症を抑えるはたらきも持つため、全身の健康維持に重要な役割を果たします。
EPAとDHAについて、詳しくは「EPA・DHA」のモアサプで紹介しています。
「EPA・DHA」の記事をヨム
高たんぱく質を効率よくとれる魚介類の種類
たんぱく質を豊富に含む魚介類は多岐にわたります。日々の食事に取り入れやすい定番から、栄養価の高さに注目したい意外な食材まで、幅広く知ることで献立のバリエーションが広がります。

高たんぱく質・低脂質の代表格
高たんぱく質でありながら脂質が少ない魚介類は、ダイエット中の方や健康を意識する方に特におすすめです。例えば、マグロの赤身は100gあたり約25g以上のたんぱく質を含み、鶏ささみよりも多いことが知られています。 カツオもまた、特に春獲りのものは脂質が少なく、良質なたんぱく質を豊富にとることができます。
白身魚では、タラやカレイ、ヒラメ、カワハギなどが高たんぱく低脂質の代表格です。これらは消化しやすく、様々な料理に活用できます。 また、イカ、タコ、エビといった魚介類も、低脂質で高たんぱく質です。特にイカやタコには、疲労回復に役立つタウリンも豊富に含まれています。
缶詰や加工品も活用する
忙しい日々の中でも手軽に魚介類からたんぱく質をとるには、缶詰や加工品が大いに役立ちます。サバ缶は、水煮であれば100gあたり約20g以上のたんぱく質を含み、生のサバとほぼ変わらない栄養価です。骨まで丸ごと食べられるため、カルシウムも効率よくとることができます。 ツナ缶もまた、水煮を選べば低脂質で良質なたんぱく質をとれる便利な食材です。
ちくわやかまぼこなどの魚肉練り製品も、手軽にたんぱく質を補給できる選択肢です。これらは加工の過程で脂質が抑えられているものが多く、お弁当のおかずや副菜にも活用しやすくおすすめです。
魚介類たんぱく質の効果的な調理法
魚介類から良質なたんぱく質を効率よく、そして美味しくとるためには、調理法が鍵を握ります。栄養を最大限に活かし、食卓を豊かにする調理の秘訣をお伝えします。
栄養を逃さない調理のコツ
魚介類に含まれるDHAやEPAといった不飽和脂肪酸は熱に弱く、また脂と一緒に流出しやすいため、調理法を工夫することが大切です。蒸す、煮る、焼くといったシンプルな調理法は、余分な脂質を抑えつつ、栄養素を損なわずに美味しく魚介類を味わえます。特に蒸し料理は、水溶性の栄養素が流れ出るのを防ぎ、ふっくらとした食感に仕上がります。
また、新鮮な魚介類は刺身やカルパッチョなど生で食べることで、熱に弱い栄養素を効率よくとることができます。加熱する場合は、短時間で済ませることを意識し、焦げ付かせないように注意しましょう。
美味しさを引き出す下処理のポイント
魚介類は適切な下処理をすることで、生臭さを抑え、旨味を最大限に引き出せます。まず、うろこや内臓を丁寧に取り除き、血合いを洗い流すことが重要です。これにより、魚特有の臭みが軽減されます。
切り身にする際は、繊維に逆らって切ることで、加熱しても身が縮みにくく、柔らかく仕上がります。また、塩を振ってしばらく置き、出てきた水分を拭き取る「塩締め」は、余分な水分とともに臭みを取り除き、身を引き締める効果があります。ハーブやスパイス、酒やしょうゆなどで軽く下味をつけることで、風味が増し、より一層美味しくなります。
献立に取り入れやすい魚介類たんぱく質メニュー
日々の献立に魚介類を気軽にとり入れるためには、手軽に作れるレシピを知っておくと便利です。例えば、サケやサバの塩焼きは、シンプルな調理ながら魚本来の旨味を堪能できる定番メニューです。また、アジやイワシのフライは、子供から大人まで人気の高い一品で、揚げたての香ばしさが食欲をそそります。
和食だけでなく、アクアパッツァやムニエルといった洋風の料理も、意外と簡単に作れます。缶詰のサバ缶やツナ缶を活用すれば、和え物やサラダ、パスタの具材として、火を使わずにたんぱく質を手軽にとることが可能です。これらのメニューを参考に、魚介類を食卓に積極的に取り入れてみましょう。
まとめ
魚介類は、私たちの健康と美容を支える良質なたんぱく質の宝庫です。DHAやEPAといった体に必要な栄養素も豊富に含んでおり、これらの成分は日々の活力や若々しさの維持に大きく貢献するでしょう。カツオやサケといった定番の魚から、缶詰や加工品まで、多種多様な魚介類を上手に選び、適切な調理法でその栄養を最大限に引き出すことが大切です。ぜひ、今日から食卓に魚介類を取り入れ、その素晴らしい恩恵を実感してみてください。
■参考資料
※1 FAO & WHO.Joint FAO/WHO Expert Consultation on the Risks and Benefits of Fish Consumption:Meeting report,Rome,9–13 October 2023.Food Safety and Quality Series;28,2024.
この記事について
著者

ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
エームサービス株式会社に所属する管理栄養士で構成。給食・食の現場で培った知見をもとに、日々の食と健康に役立つ確かな情報をわかりやすく発信しています。
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