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魚離れを「釣り」で「解決」?
2026/6/30
著者:
ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)

近年、食卓から魚が遠ざかる「魚離れ」が話題になっていますが、その解決策として「釣り」に注目する方が増えています。この記事では、実際に釣りを体験し、魚離れ解消への道筋を探ったリアルな記録をご紹介します。
どうして魚釣りをしようと思ったかというと
こんにちは、管理栄養士のみのりです。「魚離れ」という言葉を耳にする機会が増え、食卓から魚が遠ざかっていると感じる方も多いのではないでしょうか。そんな状況を「釣り」で解決できるかもしれないと考え、魚釣りに挑戦することにしました。

釣りたての魚は美味しそう
スーパーマーケットで手に入る魚ももちろん美味しいですが、自分で釣り上げたばかりの魚には格別の魅力があります。釣りたての魚は鮮度が抜群で、その場で調理すれば、これまで味わったことのないような風味と食感を体験できるでしょう。この新鮮で美味しい体験が、魚をもっと食べたいという気持ちを強くしてくれるはずです。食卓に並ぶ魚が、単なる食材ではなく、特別な体験の証となることで、自然と魚を食べる機会が増えることを期待しました。
魚が高い
近年、魚の価格が高騰していると感じることはありませんか。スーパーで新鮮な魚を選ぼうとすると、予想以上に値が張ることが多く、家計を考えるとどうしても肉料理に偏りがちになります。この魚の価格上昇も、「魚離れ」の一因となっているのは間違いありません。そこで、自分で魚を釣ることで、新鮮な魚を手に入れるだけでなく、食費の節約にもつながるのではないかと考えました。釣りの費用はかかりますが、釣果次第では十分に元がとれる可能性があり、新鮮な魚をお得に食卓に並べられるのは大きな魅力です。
子どもが魚を好まないが自分でとったら食べそう
お子さんが魚をあまり食べてくれない、という悩みを持つ親御さんは少なくないでしょう。魚独特の匂いや骨が苦手という子も多く、食卓に魚を出すのをためらってしまうこともあります。しかし、もし自分で釣った魚であれば、その苦手を克服できるかもしれません。自分で努力して釣り上げた魚には、特別な愛着が湧くものです。釣りの過程で魚に触れ、命の尊さを学び、そして自分自身でとった魚を食べるという一連の体験は、子どもたちの食に対する意識を大きく変えるきっかけになるはずです。この体験を通じて、魚を「嫌いなもの」から「特別なごちそう」へと変え、魚嫌いを克服できるのではないかという期待がありました。
魚を食べるメリット
魚は、私たちの体と地球環境の両方にうれしい恵みをもたらす食材です。健康面と環境面のメリットについて説明します。
食事のバランスが整いやすく健康的
魚は、私たちの健康維持に欠かせない栄養素を豊富に含んだ食材です。特に、筋肉や内臓を作る良質なたんぱく質をバランス良く含むため、体の基礎を作る上で非常に重要です。
また、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は、脳のはたらきを活性化し、記憶力の維持を助けるだけでなく、血液をサラサラにする効果も期待でき、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防にもつながると言われています。
さらに、骨の健康を保つビタミンDやカルシウム、エネルギー代謝を助けるビタミンB群など、様々なビタミンやミネラルもバランス良くとることができます。低エネルギーでありながらたんぱく質が豊富なので、健康的な体重管理にも役立つでしょう。
環境配慮にもつながる
魚を食べることは、環境への配慮にもつながります。例えば、自分で釣った魚を食べることは、食材への感謝や海の恵み、そして環境への意識を高める良い機会になります。
また、スーパーなどで魚を選ぶ際には、水産資源や環境に配慮して獲られたり養殖されたりした「サステナブル・シーフード」を選ぶことで、持続可能な漁業を応援することにつながります。肉類と比較して、魚の生産が環境に与える負荷が少ない場合もあるとされています。
魚釣り初心者がまずしたこと
魚釣りを始めるにあたり、まずは手軽に楽しめる場所から挑戦しました。しかし、場所によって釣果や体験が大きく異なり、初心者ならではの苦労も経験しました。
手ぶらで挑んだ海釣りセンター、初めての釣りは大漁!
最初に訪れたのは、道具のレンタルができ、餌の準備が不要な海釣りセンターでした。ここでは、竿や仕掛けが用意されており、手ぶらで気軽に釣りを始められます。専門のスタッフが釣り方を教えてくれるため、まったくの初心者でも安心して楽しめました。実際に、アジやサバ、タイなどが入れ食い状態になり、短時間でクーラーボックスがいっぱいになるほどの大量の魚を釣ることができました。釣りたての魚はすぐに捌いてもらえるサービスもあり、その日のうちに新鮮な魚を味わう喜びを知りました。この体験が、釣りの楽しさに目覚めるきっかけとなりました。
波止場での海釣りで坊主
海釣りセンターでの成功に気を良くし、次はより本格的な釣りに挑戦しようと、地元の波止場へ行きました。しかし、ここでは海釣りセンターとは全く異なる現実に直面しました。自分で購入した安価な釣り竿と仕掛けで挑んだものの、魚の気配すら感じられず、結局一匹も釣れない「坊主」という結果に終わってしまいました。魚のいる場所の見極め方、適切な仕掛けの選び方、餌の付け方など、基本的な知識や技術が不足していることを痛感しました。波止場での釣りは、自然を相手にする難しさと、釣りの奥深さを教えてくれる経験となりました。
船釣りは忙しかった
波止場での挫折を経験した後、プロのガイドがいる船釣りにも挑戦しました。船釣りは、沖合のポイントまで連れて行ってもらえるため、大物が期待できると聞いていました。実際に船に乗ると、次々と魚が釣れ、その引きの強さに興奮しました。しかし、仕掛けの準備や餌の交換、釣れた魚の取り込み、血抜きなどの作業が目まぐるしく、常に手を動かしている状態でした。特に、大きな魚が釣れた際には、周りの釣り人との協力も必要となり、予想以上に体力と集中力が必要だと感じました。釣果はあったものの、その忙しさに驚き、船釣りにはまた違ったスキルが求められることを知りました。
釣りをした結果
実際に家族で釣りを体験してみて、想像以上に多くの気づきや喜びがありました。魚を食べる機会が増えただけでなく、食に対する意識や家族のコミュニケーションにも良い影響があったと感じています。
家族みんなで魚を楽しむきっかけになった
釣りを体験して、子どもたちが魚を積極的に食べるようになったのが一番の変化です。海釣りセンターで自分たちが釣り上げたアジやタイは、調理する前から興味津々でした。釣りたての新鮮な魚を刺身や塩焼きで味わう感動は格別で、魚が苦手だった子どもも「自分で釣った魚だから」と笑顔で食べる姿を見て、魚離れ解決への手応えを感じました。釣りの計画から調理まで家族で協力することで、会話も増え、絆が深まったと実感しています。
魚の命に触れ、食への感謝が深まった
波止場で釣果がなかった「坊主」の経験は、私たちにとって大切な学びでした。魚が毎回簡単に釣れるわけではないことを知り、スーパーに並ぶ魚が自然の恵みと多くの人の手によって食卓に届く尊さを改めて感じました。また、船釣りで大漁だった際には、魚の命を無駄にしないよう、適切な処理をして持ち帰る大切さも学びました。魚を「とる」ことから「食べる」までの一連の経験を通じて、命への感謝や食べ物を大切にする心が育まれ、食育としても非常に価値のある体験となりました。
釣りを通して新たな発見があった
手軽な海釣りセンターから、自然の中で行う波止場釣り、本格的な船釣りまで、様々な釣りを経験する中で、それぞれの魅力に気づきました。気軽に楽しめる釣り、じっくりと魚と向き合う釣り、大物を狙うスリリングな釣り。その日の気分や体力に合わせて選べる選択肢の多さも魅力です。釣り具店での仕掛け選びや情報収集も新たな楽しみとなり、釣りは単に魚を釣るだけでなく、五感を刺激し、日常に彩りを与えてくれる素晴らしいレジャーだと発見しました。
まとめ
今回の釣り体験を通して、魚離れ解決への糸口が見つかりました。自分で釣った新鮮な魚は格別で、食卓に彩りを与え、子どもも魚を積極的に食べるようになりました。釣りで節約できると思ったら、意外と経費が掛かってしまったことも実践してみないとわからなかった一面です。釣りは、健康的な食生活を促し、環境への意識も高める良い機会となるでしょう。ぜひ、一度釣りを実践してみて、その楽しさと効果を実感してみてください。
この記事について
著者

ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
エームサービス株式会社に所属する管理栄養士で構成。給食・食の現場で培った知見をもとに、日々の食と健康に役立つ確かな情報をわかりやすく発信しています。
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