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夏バテ予防と食事
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夏バテ予防で意識したい食事と栄養素
2026/7/28
著者:
ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
監修:
メディコレWEB

暑い日が続くと、食欲が落ちたり体がだるく感じたりする夏バテに悩む方は少なくありません。この記事では、夏バテを予防するために日々の食事で意識すべき栄養素や、手軽に取り入れられる食材の選び方について詳しく解説します。また、なぜ特定の時期にうなぎを食べる習慣があるのかという理由や、糖質のとり方を見直す重要性についても触れています。この記事を読むことで、夏バテに負けない体を作るための具体的な食事改善のヒントが得られます。
夏バテ予防の食事はバランスが大切
夏の暑さで食欲が落ちると、つい冷たい料理だけで食事を済ませてしまいがちです。しかし、偏った食事は栄養不足を招き、疲労回復を遅らせる原因になります。夏バテを予防するためには、特定の食材に頼らず、主食・主菜・副菜を組み合わせた栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。
私たちの体は、エネルギー源となる糖質、筋肉や皮膚のもとになるたんぱく質、体の調子を整えるビタミン・ミネラルが揃うことで、暑さに負けない体力を維持できます。食欲がない時でも、少しずつでも良いので、彩りを意識してさまざまな食材を取り入れるようにしましょう。
糖質のとり方を見直す
糖質は体の大切なエネルギー源ですが、とり方を工夫しないと代謝に必要な栄養素が不足し、かえってだるさを招くことがあります。
主食のみ食べるのを見直す
そうめんやうどんなどの単品メニューは消化が良い反面、糖質に偏りがちです。糖質のとりすぎは血糖値の乱高下を招き、疲労感の原因にもなるため注意が必要です。糖質をエネルギーに変えるにはビタミンB1が欠かせません。豚肉や卵、枝豆などをプラスして、代謝をしっかりサポートしましょう。
冷たい間食や水分補給の内容を見直す
暑い時期はアイスクリームや清涼飲料水が恋しくなります。しかし、冷たいもののとりすぎは胃腸のはたらきを低下させます。また、清涼飲料水は思ったよりもたくさんの糖質を含んでいることがあります。日常的な水分補給は水や麦茶を基本にし、状況に応じて活用することが大切です。
ビタミン・ミネラルをとれる食べ物
暑い季節は食欲が落ちやすく、栄養不足になりがちです。体調を整えるために、ビタミンやミネラルを意識して食事にとり入れましょう。特に旬の食材は栄養価が高く、夏バテ予防に役立ちます。
夏野菜
夏に旬を迎える野菜には、体の熱を冷ますはたらきや、水分・カリウムが豊富なものが多くあります。例えばトマトやきゅうり、ピーマン、ゴーヤなどが挙げられます。トマトに含まれるリコピンやビタミンCは、紫外線によるダメージケアにも役立つでしょう。きゅうりやゴーヤはカリウムを含んでおり、汗とともに失われやすいミネラルの補給に最適です。サラダや和え物にして、さっぱりと食事にとり入れるのがおすすめです。
黒糖
黒糖はサトウキビの絞り汁をそのまま煮詰めて作られるため、精製された砂糖よりもミネラルが豊富に含まれています。特にカリウムやカルシウム、鉄分などがとれるため、夏バテで体がだるい時や疲労を感じる時のエネルギー補給として役立ちます。そのまま食べるだけでなく、料理の隠し味や飲み物に加えるなど、日常的にとる工夫をしてみましょう。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。
丑の日って?
夏バテ予防の食事としてよく耳にする「土用の丑の日」。実は夏だけでなく、季節ごとに存在することをご存知でしょうか。ここでは、土用の丑の日の意味と、夏の丑の日にうなぎを食べる理由について解説します。

春夏秋冬の土用の丑の日
「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間の期間を指す言葉です。季節の変わり目にあたるこの期間に、十二支の「丑(うし)」の日が巡ってくる日を「土用の丑の日」と呼びます。そのため、土用の丑の日は本来、春夏秋冬それぞれの季節に存在します。
夏の丑の日、うなぎの栄養
夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内が広めたという説が有名です。夏の暑い時期に体力を消耗しやすいことから、栄養価の高いうなぎを食べることで夏バテを予防しようという知恵が根付きました。
うなぎには、粘膜を健康に保つビタミンAや、エネルギー代謝を助けるビタミンB群が豊富に含まれています。また、鉄や亜鉛といったミネラルもバランスよくとれるため、夏の疲労回復や栄養補給に適した食材といえるでしょう。
食材の「組み合わせ」も大事
夏バテ対策では、単体の食材だけでなく「組み合わせ」を意識することが重要です。栄養素は互いに作用し合うことで、より効率よく体内ではたらくようになります。
例えば、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1は、豚肉と一緒ににんにくや玉ねぎを組み合わせることで吸収効率が高まります。また、鉄は、ビタミンCを含む野菜と一緒にとることで吸収されやすくなります。
このように、食材の組み合わせを少し意識するだけで、同じ食事でも栄養効果を高めることが可能です。難しく考えすぎず、「主菜+野菜」の組み合わせを基本に、バランスよく取り入れていきましょう。
食欲が落ちた時のおすすめメニュー例
夏バテで食欲が落ちているときは、「さっぱり食べられる+栄養が補える」メニューを選ぶことが大切です。
例えば、冷しゃぶサラダは、豚肉でビタミンB1を補いながら、野菜でビタミンやミネラルも同時にとることができます。また、食べやすいそうめんに卵や納豆、オクラを加えることで、手軽に栄養バランスを整えることができます。
さらに、梅干しや酢を使ったメニューは食欲を刺激し、疲労回復にも役立ちます。無理に食べようとするのではなく、「食べやすい形」で栄養を取り入れる工夫が、夏バテ対策には効果的です。
「完璧を目指さない」ことが大切
夏バテ予防というと、栄養バランスを整えた食事を毎日しっかりとる必要があると感じるかもしれません。しかし、完璧を目指すのではなく、食欲が落ちている時期は「少しでも食べられるものをとる」ことを優先する視点も重要です。例えば、牛乳など飲み物だけでもとったり、間食で不足分を補うなど、小さな工夫を積み重ねることが現実的な対策につながります。無理なく続けられる方法を選ぶことが、結果として夏バテ予防に最も効果的です。
まとめ|しっかり栄養をとって夏バテ予防をしよう
夏バテを防ぐには、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1や、汗で失われるミネラルを意識的に補うことが大切です。そうめんなどの単品料理に偏らず、旬の夏野菜や黒糖などを取り入れ、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。また、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、夏を乗り切るための先人の知恵でもあります。日々の食事を見直し、体調管理を徹底することで、暑い季節も元気に過ごせます。まずは今日の一食から、意識して栄養を摂ることを実践してみましょう。振り返ってみて、体調の変化を感じられたら、ぜひその習慣を継続してみてください。
この記事について
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ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
エームサービス株式会社に所属する管理栄養士で構成。給食・食の現場で培った知見をもとに、日々の食と健康に役立つ確かな情報をわかりやすく発信しています。
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