# 口の健康
口の健康(食事)
食習慣を見直して口の健康を守ろう!
2024.08.28

口の健康を守るために食習慣も見直しましょう。栄養バランスのとれた食生活を心がけるだけでなく、「よく噛んで食べる」ことも意識して。あまり噛まずに食べることを長く続けていると、噛む力が弱ってしまうので注意が必要です。
「よく噛むこと」が健康の基本
幼い頃から「よく噛んで食べなさい」と言われて育った人は多いでしょう。消化を助けるだけでなく、「よく噛むこと」にはさまざまなメリットがあるのです。
●胃腸の働きを助ける
噛むことにより唾液に含まれる消化酵素の分泌が促され、細かくなった食べ物が消化酵素と混ぜ合わさって胃腸への負担がやわらぎます。
●虫歯や歯周病の予防になる
唾液には口の中をきれいにする働きや抗菌作用があります。よく噛むことで唾液の分泌が増えるため、口の中で細菌が増殖するのを防ぎ、虫歯や歯周病の予防になります。
●肥満を予防す
よく噛んでゆっくり食べると満腹感が得られます。そのため、無理なく食事量を抑えることができ、肥満の予防や改善につながります。
●脳の働きを活発にする
噛むことで脳が刺激されて血流が増え、脳の働きが活発になるので、注意力や集中力が高い状態を長く保つことが期待できます。
●がんを予防する
唾液に含まれる酵素には、発がん性を抑制する効果があると言われています。そのため、よく噛んで唾液の分泌を増やすと、がんの予防につながると考えられます。
このほか「全身の体力が向上する」「味覚が発達する」「発音がはっきりする」などの効果もあります。

歯の健康に役立つ食事、噛む力を養う食事って何?
歯の健康を保つには、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素を含む料理をとり入ることが大切です。また、全身の健康維持には「しっかり噛める歯と口」であることも重要。積極的に歯の健康に役立つ食材を取り入れ、噛む力・飲み込む力を保つ工夫をして、毎日の食事を楽しみましょう。
■歯の健康に役立つ食べ物
・カルシウム、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンC
歯は胎児~乳児期にほぼ形成されます。歯の形成・強化に欠かせないカルシウムはチーズやヨーグルトなどの乳製品、魚介類、海藻類に、カルシウムの吸収を促すビタミンDは魚やきのこ類に含まれています。歯のエナメル質を強化するビタミンAは、にんじん、パセリ、ほうれん草などの緑黄色野菜、卵、うなぎなどに、歯の本体を強化するビタミンCは、ピーマン、ブロッコリーなどの野菜やキウイフルーツ、みかんなどの果物に多く含まれています。特に妊娠中はしっかりとるよう意識しましょう。
■歯の健康に役立つ飲み物
カルシウムをとるには牛乳がおすすめ。日本茶(抹茶、煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶など)に含まれているカテキンやフッ素には抗菌作用があるので虫歯の予防に役立ちます。ウーロン茶に特有の苦味成分(ポリフェノール)にはプラークの発生を抑える働きがあります。
■口の中をきれいにする食品
にんじん、ごぼうといった繊維質の豊富な食べ物をよく噛むことで、歯や粘膜の表面が清掃され、唾液の分泌も促され口の中がきれいになります。
■噛む力・飲み込む力を保つ食べ方
よく噛み、唇や舌など口全体を使って食べると、噛む力や飲み込む力の衰えを防ぐことができます。料理の具材をなるべく大きめにする、肉や魚といった歯をしっかり使って食べる食材を献立に加えるなど、普段の食卓にひと工夫を。そのほか、麺類やスープなど、すすって食べる料理もおすすめです。
まとめ|よく噛むこと、噛めることが長く健康を保つ秘訣
健康の秘訣は「よく噛んで口から食べる」こと。噛める歯と健康な口を保つには、日頃のケアだけでなく、毎日の食事で歯と口をしっかり使うことも必要です。これからは、歯の健康に役立つ食材や、口全体を使って食べる料理を意識してメニューを選んでみてください。

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