# 口の健康
口の役割
そもそも口の役割って?
2024.08.07

前回の記事『口から食べて健康に!』を読んで、口の健康を保つことの大切さが理解できたと思いますが、そもそも私たちの口はどのような構造になっているのか、どんな働きをしているのか、考えたことはありますか? 今回は、口の主な器官やそれぞれの機能について見ていきます。
口の主な器官の役割とは

口は食べ物を取り込むのはもちろんのこと、表情を作る、感覚器官として働くなど、多くの機能を持ち、複雑で繊細な働きをしています。そんな大切な口は、どのような器官で構成されているのでしょうか。
歯
永久歯は32本あり、食べ物を口の中で噛み砕いたりすりつぶしたりする役割を果たしています。自分の歯で食べるために必要な歯の数は20本以上が目安。薄くて平らな切歯(せっし)は野菜などを切り、尖った犬歯(けんし)は肉などを噛み、臼状の臼歯(きゅうし)は穀物などをすりつぶすことに使われます。また歯で噛めば噛むほど唾液が分泌され、食べ物が飲み込みやすくなります。
歯肉
歯ぐきとも呼ばれる歯肉は、衝撃などによる歯の破折(割れたり欠けたりすること)から守り、口の中の異物や食べかすが歯槽(歯の根がはまっている顎の骨の穴)に進入するのを防ぎます。健康な歯肉でも、加齢とともに少しずつ位置が下がってきます。
舌
舌は主に筋肉からできていて、咀嚼、嚥下、発声のために使われるほか、味覚や知覚を感じ、胃に入るものを選別する働きも行っています。口の中のものがまだ固い、大きい、もう飲み込めそうといった情報も舌が脳に送っています。
唾液腺
唾液腺は、耳の下や顎の下などにある、唾液を分泌する器官です。唾液に含まれるアミラーゼという酵素が消化を助けます。唾液には口の中を洗い流したり、口腔内を中和したりする働きもあり、虫歯を防ぐ物質も多く含まれます。よく噛むこと以外にも、水分をこまめにとる、舌をよく動かす、唾液線をやさしくマッサージするなどで唾液の量を増やすことができます。
顎・顎骨
上顎と下顎で形成されていて、支点のある上顎に対して下顎が動く仕組みになっています。自分で動かせる下顎骨は、食べ物を噛むときに重要な働きをします。顎の骨は咀しゃく筋の働きで前後左右に動くので、歯が食べ物を噛んだり、すり潰したりしやすくなります。
歯・口が果たす機能とは
食べる、噛む、味わう
最も大きな役割は食べること。細かくなった食べ物を舌が唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい塊を作ります。この一連の動作が「咀嚼」。咀嚼しながら舌が味覚を感じ取り「甘くておいしい」「塩味がちょうどいい」というように味わっています。
飲み込む
咀嚼によって作られた食べ物の塊を飲み込むのも歯と口の仕事。歯を噛み合わせて口を閉じ、舌の動きで気管の入り口をふさぐと食道の入り口を開く反射(嚥下反射)が起こり、塊を食道へと送り出します。
しゃべる
もうひとつの大切な役割は発話すること。私たちは舌、唇、軟口蓋や歯をフルに使い、しゃべることはもちろん、歌ったり、楽器を演奏したりしています。また、口元の動きで笑う、泣くといった表情をつくり、コミュニケーションを円滑にすることも。
まとめ|口が果たす重要な役割を知り、口の健康を守る大切さを意識しよう
食べる、しゃべる、笑うなど、生きていれば当然のように行なっていることも、口の働きがなければ不可能です。そんな大切な機能が衰えてしまわないように、口の健康を守ることを意識しながら生活しましょう。

この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを専門医がオンライン上で監修する「メディコレWEB」の認証を受けています







