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給食にまつわる疑問や雑学
給食にまつわる疑問や雑学をご紹介
2025.10.15

学校給食の思い出について誰かと話している時に「意外と知らないことが多いかも」と感じることはありませんか?
長い歴史や地域差がある学校給食は、話題の宝庫。話せば話すほど新たな発見があるものです。
この記事では、給食の雑学や気になる疑問、給食にまつわるイベントなどをご紹介します。今までは知らなかった、いろいろな発見があるかもしれません。
あの頃みんなで食べた給食を振り返りながら、ぜひご一読ください。
給食にも「甲子園」がある!?
「甲子園」といえば高校野球が有名ですが、給食にも熱い「甲子園」があるのをご存じでしょうか。それが「全国学校給食甲子園」です。
2025年で第20回目を迎える同大会は、全国1,000以上の学校や施設が参加することもある一大イベント。まさに「もう一つの甲子園」です。
どのようなイベントなのか、舞台裏をのぞいてみましょう。
「全国学校給食甲子園」とは
「全国学校給食甲子園」は、2005年の「食育基本法」制定をきっかけに、2006年から開催されているイベントです。食育や学校給食への理解を深めるため、毎年開催されています。
全国学校給食甲子園には、1,000を超える学校が参加することも珍しくありません。いくつもの書類審査を経て選ばれた代表校・施設は、決勝大会が行われる女子栄養大学に集結します。そして自分たちが応募した献立を実際に調理し、優勝を目指します。
参加するのは「学校給食を調理している学校および学校給食センターに勤務する栄養教諭、学校栄養職員と調理員」です。栄養教諭・学校栄養職員と調理員が、必ず2人1組のチームで参加します。
献立を考える知識だけでなく、それを実際に調理する現場の技術力も合わせて評価されるのです。
本大会では、制限時間60分以内に6人分を調理し、片付けるところまでを競います。2024年の第19回大会では、全国1,051の学校や施設が参加し、その中から決勝大会に出場する12代表が選ばれました。
開催ごとに献立にはテーマがあり、2025年に開催される第20回大会では「食育を創る我が校の学校給食」です。どんなメニューが競われるか楽しみですね。
優勝校のレシピを見てみよう!
数ある応募の中から見事優勝を果たしたレシピがどのようなものか知りたくありませんか?
第18回大会の優勝校「新潟県妙高市立新井中央小学校」のレシピをみてみると、郷土愛を育む地元食材の活用や、普段廃棄されている茎や葉も余すことなく使用する「捨てるところがない料理法」が評価され優勝を掴んでいました。
出荷の際に切り落とされる硬い部分も活用した「アスパラ菜めし」、また、唐辛子を発酵させて作る伝統的な香辛料の”かんずり”を児童が食べやすいよう辛みを抑えたソースに仕上げた”めぎすの米粉揚げ~かんずりジュレソース~”は、審査員から「おいしくて感激した」と高く評価されていたようです。
このように、美味しさだけではなく、食育の観点からも優れたレシピは、全国学校給食甲子園のHPで公開されています。是非チェックしてみてください。
第18回全国学校給食甲子園で当社受託先が優勝しました | 給食委託会社メフォス
給食の人気ランキングをご紹介
友達と給食の話をする時、一番好きだった料理の話で盛り上がることがありませんか?ランキングサイト「みんなのランキング」(※2)では、「給食メニュー」をテーマにアンケートが実施されています。1~10位までを紹介します。(順位は2025年7月15日時点)
1位:「鶏の唐揚げ」
2位:「カレーライス」
3位:「きなこ揚げパン」
4位:「フルーツポンチ」
5位:「わかめご飯」
7位:「揚げ餃子」
8位:「カレーうどん」
9位:「冷凍みかん」
10位:「ABCスープ」
6,014人の投票から見事1位に選ばれたのは「鶏の唐揚げ」。給食に限らず多くのレストランや食堂で提供される定番のおかずです。
2位は「カレーライス」でした。日本の「国民食」とも呼ばれる人気メニューは、給食でも人気のようです。
3位は「きなこ揚げパン」。きなこと砂糖をまぶしたシンプルな揚げパンは、世代を問わず愛されるメニューといえるでしょう。
10位のABCスープってなに?と思われた方がいるのではないでしょうか。アルファベット型マカロニが入っているスープのことです。これは文字への興味を引き出す工夫のひとつで、食育の一環として「楽しく食べながら学ぶ」ことを目的にしているようです。
昔好きだった給食メニューを発見した人もいるかもしれません。気になる方は、ランキング全体をチェックしてみてはいかがでしょうか。
給食にまつわるQ&A
給食の世界には、意外と知られていない興味深い事柄が数多く存在します。ここでは、Q&A形式でその雑学をご紹介します。いくつご存じだったか、ぜひ確認してみてください。

給食費の金額は誰が決めている?
給食提供で発生する費用は大きく、3つあります。調理施設に関する費用、献立作成や調理など運営するための費用、最後に食材を準備するための費用です。
「学校給食法第11条2項」によると、給食の実施に必要な施設や設備の経費、運営経費などは学校設置者の負担です。しかし食材費は原則、保護者が負担することになっています。
自治体によっては、給食費の無償化や一部補助などを実施し、保護者の負担軽減に取り組んでいるところもあります。
令和5年5月1日時点の公立学校における完全給食の給食費(保護者の支払額ではなく、食材費に相当する金額)の全国平均(月額)は、小学校で4,688円でした。中学校では5,367円です。都道府県によって平均値に差があり、高いところでは6,000円台、低いところでは3,000円台でした(※3)。
差はありますが、1食250円ほどで栄養満点の食事が食べられるなんて、改めて考えるとすごいことですよね。日本の学校給食は、まさに誇るべき文化です。
給食の食べ残しはどこへ行くの?
給食づくりでは、調理の過程で出る食材の切れ端や、食べ残しなどの食品廃棄物が少なからず発生します。これらは可燃ごみとして処理されることもありますが、近年では再利用の取り組みも広がっています。
肥料として活用されたり、動物の飼料にされたり、廃食油が石けんやバイオ燃料に加工されたりと、さまざまな形で循環しています。
令和5年の文部科学省の調査では、回答した自治体の約40%が食品廃棄物の再生利用に取り組んでおり、特に肥料化が多く見られました。給食の裏側には、こうした環境への配慮も込められているのです(※4)。
牛乳だけの給食があるって本当?
給食と聞くと、主菜や副菜、牛乳などが1つのプレートで出てくるイメージがあるかもしれません。しかし学校によっては、牛乳のみ提供される「ミルク給食」というものもあります。
そもそも給食には「完全給食」「補食給食」「ミルク給食」の3種類があり、「完全給食」はパンまたは米飯などとおかず、牛乳が出てくる給食、「補食給食」は、牛乳とおかずが出てくる給食です。そして「ミルク給食」では、牛乳のみが提供されます。完全給食以外は、児童や生徒は、家庭から持参した弁当などと組み合わせて食べます。
令和5年5月1日時点の文部科学省の調査によると、全国で補食給食を実施している学校は105校、ミルク給食は199校ありました。自分の学校がミルク給食だったという方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか(※5)。
自分で給食内容を選べる学校もある?
自治体の中には、選択制の給食を実施しているところもあります。ある自治体では、生徒や家庭の事情に応じて、通常の献立か弁当持参かパン購入かを、1日単位で選択できるようです。
この取り組みにより、多様な生徒や保護者の想いに幅広く対応でき、各家庭への配慮や多様性の尊重を実現しています。
まとめ│学校給食には知らないことがたくさん!
学校給食をめぐる雑学をご紹介しました。
学校給食の全国甲子園があることや、給食の一番人気は「唐揚げ」だったこと、牛乳のみの給食もあることなど、初めて知ったことがいくつかあったかもしれません。
学生時代の給食を、楽しい思い出として懐かしく感じる方は多いでしょう。童心に帰って、ほかにも給食に関する雑学があるか、探してみてはいかがでしょうか。
◆参考資料
※1 特定非営利活動法人21世紀構想研究会:全国学校給食甲子園®(2025年9月24日現在)
※2 出典:みんなのランキング
【人気投票 1~80位】給食メニューランキング!最も愛される給食の献立は? | みんなのランキング(2025年7月15日現在)
※3 文部科学省 初等中等教育局健康教育・食育課 学校給食に関する実態調査 概要説明資料(令和6年6月12日)
※4 株式会社リベルタス・コンサルティング 令和4年度文部科学省委託調査 学校給食における食品ロス削減に関する調査研究報告書(令和5年3月)
※5 文部科学省 初等中等教育局健康教育・食育課 学校給食実施状況調査(令和5年5月1日現在)







