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# 糖尿病関連
知ると、身近に見えてくる
# 糖尿病関連
知ると、身近に見えてくる。
2025.11

糖尿病は日本のみならず世界にも拡がる病気です。世界の糖尿病人口は、5億人を超え、2050年には8人に1人に相当する8億5300万人に達することが予想されています(※1)。そこで今回は、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために制定された「世界糖尿病デー」についてご紹介します。
World Diabetes Day(世界糖尿病デー)とは?
世界糖尿病デーは、11月14日です。1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)によって設立され、2006年に国連総会で正式に認定されました。この日はインスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療の画期的な発見に敬意を表し、11月14日を世界糖尿病デーとして顕彰しています。この日を中心に、世界160ヵ国から約10億人以上が参加する大規模な啓発キャンペーンが行われ、糖尿病に関する意識を高め、予防や治療継続の重要性を周知するための大切な機会となっています。
また、世界糖尿病デーのキャンペーンには青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられます。UN(国際連合)が決議しIDF(国際糖尿病連合)が推進する「糖尿病との闘いのために団結せよ(Unite for Diabetes)」というキャンペーンのシンボルマークです。青い丸は、国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を表現しています。
全国糖尿病週間~糖尿病について考えてみよう~
日本においては、毎年11月14日を含む一週間を「全国糖尿病週間」として、全国各地で一般向けの講演会や健康相談、街頭での広報活動などが実施されています。また、今年も日本全国さまざまな病院や施設でブルーライトアップイベントが行われます。ブルーライトアップされた場所を見つけたら、ぜひ立ち止まり、糖尿病について考えてみてください。
糖尿病への誤解と社会的偏見の撲滅
糖尿病を引き起こす、インスリンの効きが悪くなる、インスリンが十分に出なくなることはさまざまな原因で起こるため、糖尿病を「贅沢病」などと認識することは間違っています。糖尿病の進行は「不摂生」や「自己管理ができていない」ということだけで起きるのではありません。

糖尿病への社会的偏見により、糖尿病とともに生活する人々に不利益が生じたり、心に傷を持ったり、自己肯定感が失われたりすることがあってはなりません。まずはみんなが正しい情報や知識を得ることが大切です。
アドボカシー~偏見にNO!~
アドボカシー[advocacy]は、「権利擁護」や「代弁」などという意味を持つ言葉。糖尿病領域においては、患者の権利を守り、不当な偏見をなくすために医療者と患者がともに行政や社会の理解を得るために行う活動のことです。日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が、糖尿病をもつ人が安心して社会生活を送り、人生100年時代の日本でいきいき過ごすことができる社会形成を目指す活動(アドボカシー活動)を展開しています

言った方はそんなつもりはなくても、表現を誤ると、気付かないうちに相手を傷つけてしまうことになります。
糖尿病であっても、みな同じ社会で活躍できる人です。糖尿病だからといって権利を奪うようなことがあってはなりません。近年は、糖尿病の治療も飛躍的に向上しています。世界糖尿病デーを機に、糖尿病について考えてみませんか?
●参考資料
※1 Diabetes around the world in 2025(IDF糖尿病アトラス2025)
世界糖尿病デー実行委員会公式HP 「世界糖尿病デー」(2025年10月2日現在)

この記事は、国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 糖尿病内分泌代謝科の監修を受けています。







