# 糖尿病
# 糖尿病関連
糖尿病まとめ
# 糖尿病関連
糖尿病を知るともっと身近に見えてくる
2026/5/1

11月14日は「World Diabetes Day(世界糖尿病デー)」、この日を含む一週間は「全国糖尿病週間」です。少しでも糖尿病を身近に感じていただけましたか?本日は糖尿病と食事や運動、アドボカシーについてのまとめ記事です。より詳しく知りたい方は、昨日まで配信の記事もぜひご一読ください。
まとめ1 糖尿病とは?
糖尿病とは、「インスリンの作用が十分ではないためブドウ糖が有効に使われずに高血糖が続く状態」のことです。インスリンはとても大切な役割をしていて、血糖値を正常に保ってくれています。

●インスリンの働き
インスリンはすい臓から分泌されるホルモンの一種で、健康な人の場合、インスリンの働きにより血糖値の恒常性が維持されます。また、インスリンはブドウ糖を筋肉などの細胞に取り込ませ、空腹時でも食後でも血糖値を適切な範囲に維持します。
糖尿病の初期は全く自覚症状がないこともあり、痛みもありません。完治するのが難しい病気ですが、早く見つけて治療することが大切です。血糖値を良好に管理することで合併症を予防しましょう。
まとめ2 アドボカシー~偏見にNO!~
糖尿病を引き起こす、インスリンの効きが悪くなる、インスリンが十分に出なくなることはさまざまな原因で起こるため、糖尿病を「贅沢病」などと認識することは間違っています。糖尿病の進行は「不摂生」や「自己管理ができていない」ということだけで起きるのではありません。

アドボカシー[advocacy]とは、「権利擁護」や「代弁」などという意味を持つ言葉。糖尿病領域においては、患者の権利を守り、不当な偏見をなくすために医療者と患者がともに行政や社会の理解を得るために行う活動のことです。
糖尿病への社会的偏見により、糖尿病とともに生活する人々に不利益が生じたり、心に傷を持ったり、自己肯定感が失われたりすることがあってはなりません。まずはみんなが正しい情報や知識を得ることが大切です。
まとめ3 糖尿病と食事
糖尿病において、食生活を見直し、血糖管理を良好に保つことは有効な治療法の1つです。ボリューム、栄養バランス、食べる順番を意識することが基本となります。
糖質のとりすぎによりエネルギーとして消費されなかった糖質は、中性脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病の原因になると言われています。また、糖質が多い食事をとると、血糖値が急激に上昇します。糖質は意外な食品にも含まれていますので、偏って食べすぎないように注意が必要です。
●意外と知らない!?糖質(炭水化物)が多い食べもの
糖質を多く含む食品は、穀物・果物・いも等です。大豆は糖質の少ない食品として認知されているので、その他の豆も低糖質と思いきや…大豆以外の豆類には要注意!豆(大豆を除く)は糖質の多い食品です。
また、食物繊維やビタミンが多い食品は「体に良いから」たくさん食べる方もいらっしゃいますが、いもや果物は糖質が多いので、同時に糖質過多にならないように気をつけましょう。

また、糖質を過度に制限することもよくありません。糖質は、私たちの脳や体を動かすために必要なエネルギーとして利用される大切な栄養素です。一人ひとりにあった適度な量を心がけましょう。
まとめ4 糖尿病と運動
運動には、私たちの健康寿命を延ばすために、他には替えがたい効果があります。体を動かすことで、糖尿病だけでなく肥満や生活習慣病、循環器疾患やがん、加齢に伴う生活機能の低下、認知症などのリスクを下げることができると言われています。
糖尿病と関連する運動の目安は、少なくとも週3回、1回につき20~60分、1週間で150分以上行うことが推奨されています。理想は毎日で、少しきついなと感じる程度が良いでしょう。
また、糖尿病には無酸素運動+有酸素運動が効果的と言われています。2種類の運動を並行して行うことで、HbA1cや血糖値のほか、血圧、中性脂肪値なども低下することが報告されています。

糖尿病について、少しでも正しい知識を身につけ、偏見をなくして誰もが暮らしやすい社会になるとよいですね。
■参考資料
・「知りたい!糖尿病」HP
・一般社団法人 日本糖尿病学会HP「糖尿病ってどんな病気?」
・世界糖尿病デー実行委員会 公式ホームページ
・日本糖尿病学会編著 糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
・日本糖尿病学会編著 「糖尿病治療ガイド 2022-2023」

この記事は、国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科の監修を受けています。



