# 腸活
腸活とは
健やかな生活は腸から始めよう!
2024.04.03

「腸活」ブームなどで注目されている腸内環境。腸は食べ物の消化・吸収・排泄だけでなく、全身の健康に関係していることがわかってきました。そもそも腸はどんな臓器でしょうか…?今回は「腸活」を始める前に知っておきたい、腸の役割、基本的な腸内環境のことを紹介します。
腸にはそれぞれの役割がある!
腸は小腸と大腸に分けられ、それぞれに役割と働きがあります。
小腸
胃・十二指腸から続く小腸は「空腸」「回腸」からできていて、その長さは、なんと約6mも!また、小腸の内側を広げるとテニスコート1面の4分の1の面積になると言われています。小腸の主な働きは栄養・水分の吸収ですが、そのときにウイルスや病原菌も取り込んでしまう危険が…。そのため、小腸には高い免疫機能が備わっています。
大腸
大腸は「盲腸」「結腸」「直腸」に分けられます。長さは約1.5m前後。また、小指ぐらいの大きさの「虫垂」という袋があります。大腸では、小腸で吸収されなかった水分やミネラルを吸収し、便を作ります。食事をしてから、便が排泄されるまで、72時間かかることも。時間をかけて、腸内を整えます。
「腸活」の基本中の基本「腸内フローラ」!
ここ近年よく聞くようになった「腸活」。「興味はあるけど、やり方はわからない」という人も多いようです。まずは、「腸活」や「腸内フローラ」という基本から紹介します。
そもそも「腸活」とは?
「腸活」とは、腸内環境を整え、腸の働きを正常にすることです。そのためには食事に気をつけ、適度な運動をすることで、腸内細菌のバランスを整えていくことが大切です。
「腸内フローラ」とは?
ヒトの腸内には約40〜100兆個以上の腸内細菌がいると言われています。腸内細菌は菌種ごとに腸の壁にびっしりと並んでいます。この状態を「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」と呼びます。顕微鏡で腸内を見てみると、その様子がまるで植物が群生しているお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれます。その総重量は約1.5kgです。
腸内細菌の種類と、その働き
腸内にいる細菌はその働きによって「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分けられ、そのバランスを整えていくことが重要です。
●善玉菌 《乳酸菌やビフィズス菌など》
腸内で善玉菌そのものが体によい働きをしたり、菌が体によい代謝物(ビタミン・機能性成分)を作ったりすることで、腸の働きを整えます。また、腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を防いでくれます。
●悪玉菌 《ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌(有毒株)など》
食生活が乱れると腸内の悪玉菌が多くなります。悪玉菌が多くなると、便が硬くなったり、ゆるかったり、臭いの原因にもなります。乳児の便が臭わないのは悪玉菌が少ないからです。
●日和見菌 《大腸菌(無害株)、バクテロイデス、連鎖球菌》
善玉菌・悪玉菌のうち、腸内で多い方に味方し、同じ働きをします。悪玉菌が優勢となれば悪玉菌になびき、腐敗活動を始めます。腸内を弱酸性に保つためには日和見菌を善玉菌の味方につけることが必要です。
腸内フローラの状態を知るには?

腸内フローラのバランスが崩れる主な原因は「食事」「加齢」「ストレス」の3つ。
●食事
動物性たんぱく質や脂質の多い食事に偏ると悪玉菌が増え、健康な腸内フローラを保ちにくくなります。
●加齢
成年期以降はビフィズス菌が減り、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増加します。
●ストレス
脳の活動は自律神経がコントロールしているため、自律神経のバランスの乱れにつながるストレスを溜めると腸内環境が乱れやすくなります。
腸内フローラの状態を知る簡単な方法は自分の便を見ることです。普段と違う場合は、「食事」「加齢」「ストレス」が原因となり、腸内フローラが乱れているかもしれません。健やかな毎日のためにも、腸活をしてみましょう。







