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# 紫外線

    紫外線のメリットデメリット

      紫外線がもたらすメリット・デメリットは?

      2025.06.11

      「紫外線を浴びるとシミができる」「紫外線と聞くと体に悪いイメージがある」

      このように、普段から健康や美容を考えて紫外線を避けながら生活している方もいるのではないでしょうか。

      たしかに紫外線は、日焼けはもちろん、皮膚がんや目の病気などを発症するリスクがあるため、浴びすぎには注意が必要です。しかし、悪いことばかりではなく、心身ともに良い影響をもたらすことがわかっています。

      この記事では、紫外線がもたらすメリット・デメリットについてご紹介します。紫外線を上手に取り入れたい方や良いイメージをあまりお持ちでない方は、ぜひ参考にしてください。

      紫外線がもたらすメリット

      「紫外線は体に良くないもの!」とイメージされがち。しかし、実は体に良い影響を与えることもあるのです。

      特に、栄養面へのプラスな働きが期待されています。そのため、紫外線対策は意識しつつも、適度に取り入れることがポイントです。

      ここでは、紫外線が私たちにもたらすメリットをご紹介します。

      ビタミンDの合成

      ビタミンといえば、食事やサプリメントからとり入れるイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。実は、紫外線を浴びると、皮膚でビタミンDが合成されます。

      ビタミンDの主な役割は、骨の健康維持です。子どもから大人まで必要な栄養素であり、不足すると、骨の健康や骨粗鬆症にも影響すると言われています。

      もちろん、ビタミンDは食事からもとることができます。しかし、不足しやすい栄養素の1つと言われているため、食事の栄養バランスを意識しつつも、紫外線を適度に浴びることが大切です。

      殺菌効果

      紫外線の1種であるUV-C。殺菌効果を持つのが特徴で、病院などの医療現場でも活躍しています。

      殺菌目的のUV-Cは専用の装置の中で人工的に作られていて、基本的にオゾン層などによって弾かれるため、地表には届きません。

      紫外線がもたらすデメリット

      紫外線を浴びダメージを受けると、肌や髪の毛、目などに影響を与えます。

      さらに、紫外線を過度に浴びると、活性酸素という物質が体内に増えます。活性酸素は増え過ぎると、肌のシミやしわ、病気につながることも。

      ここでは、紫外線が私たちの体に与えるデメリットを解説します。

      日焼け・火傷

      代表的な紫外線のデメリットといえば、日焼けや火傷があげられます。皮膚が赤くなりヒリヒリとした感覚は、多くの方が経験したことがあるでしょう。

      この症状を「サンバーン」と言い、基本的には2~3日程度で症状は改善します。なお、日焼けをしたのち数日が経過すると、皮膚に色素沈着が起き(サンタン)、黒く変化します。

      なかには、強い日焼けによって「水ぶくれ」を起こすことも。水ぶくれは、紫外線が表皮にダメージを与えることで起こります。ダメージを受けた組織部分から、体内の水分やタンパク質がにじみ出て膨らみます。日焼けをして、半日~1日ほどで症状が現れます。

      皮膚がん

      紫外線は皮膚がんに大きな影響をもたらすと言われています。オゾン層が1%破壊されると、有害な紫外線であるUV-Bが地表に届く量も増え、皮膚がんの発生率が約2%上昇すると考えられています。

      有色人種は、白色人種に比べると紫外線による皮膚がんのリスクは低いと考えられており、日本人の罹患率も低い病気ではあります。ただし、年を重ねてから発症する場合もあるので、若いうちからの対策がおすすめです。

      目の病気

      紫外線は、目にも大きな影響をもたらします。例えば、紫外線が原因でかかりやすい目の病気として「白内障」と「翼状片」があります。

      白内障は、カメラのレンズに似た役割を持つ目の器官「水晶体」が濁り視力が低下する病気です。翼状片は、白目の組織が黒目に向かって伸びることで、充血や異物感、視力低下を引き起こす病気です。どちらも紫外線の影響で発症リスクが高まります。

      目の病気は生活のしやすさに大きく関係するため、屋外で仕事をしているなど、紫外線を浴びやすい方はサングラス等で対策するなど注意しましょう。

      肌の老化

      薬局やドラッグストアで「日焼け対策でシミ予防!」のようなポップを見たことはありませんか?実際に、人は紫外線を浴び続けると、肌にシミやしわなどができやすくなります。

      しかし、日焼けのようにすぐに現れる症状ではなく、肌の老化は長期間の紫外線ダメージが蓄積されて現れます。そのため、幼少期や学生時代に浴びた紫外線の影響が、大人になってからシミやしわという形で出てくるかもしれません。

      また、肌の老化の原因は80%が紫外線だと言われており、日々の紫外線対策が非常に重要です。夏以外でも外出する際は日傘や日焼け止めを使用し、太陽光からの紫外線を防ぐと良いでしょう。

      日光はどのくらい浴びたら良いの?

      厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(※1)で定められたビタミンDの目安量は、日光を浴びることを推奨した上で設定されています。

      日光を浴びる適切な時間の目安は、季節や時間、居住地によって異なりますが、日本のほとんどの地域では、夏の12時ごろの紫外線量であれば5~10分程度となります。

      ただ、冬場はビタミンD生成のための日光浴の時間を確保することは難しい場合もあるので、食事でしっかりビタミンDをとることも重要です。

      まとめ|日光は適度に浴びることが大切

      紫外線は、日焼けや肌へのダメージ、皮膚がんなど体への悪影響が多いイメージですが、実はビタミンDの合成や精神面の安定など、健康な体を維持する役割も果たしています。

      そのため、紫外線をまったく浴びないのではなく、適切に取り入れることが大切です。

      この記事を参考に、上手く紫外線を取り入れてみましょう。

      ◆参考資料
      ※1 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)

      この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを専門医がオンライン上で監修する「メディコレWEB」の認証を受けています。

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