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紫外線とは?
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紫外線とは?実は年中浴びている
2026/8/6
著者:
ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
監修:
メディコレWEB

私たちの生活に欠かせない太陽の光ですが、そこに含まれる「紫外線」は、実は多くの誤解とともに認識されているかもしれません。夏の日差しが強い時期だけでなく、冬や曇りの日、さらには室内でも紫外線は降り注いでいることをご存じでしょうか。この記事では、紫外線の種類や波長による分類、私たちの体に与える影響、そして1日の量の変化や場所による違いを詳しく解説します。
紫外線の基礎知識とその種類
私たちの身の回りに常に存在し、肌や目に大きな影響を与える紫外線は、太陽光線の一部です。目には見えない光ですが、その波長の長さによっていくつかの種類に分類され、それぞれが異なる特徴を持っています。
太陽光線の中の紫外線
太陽から地球に降り注ぐ光は、目に見える「可視光線」のほか、「赤外線」や「紫外線」といった目に見えない光で構成されています。紫外線は、この太陽光に含まれる電磁波の一種で、可視光線よりも波長が短く、エネルギーが高いという特徴があります。
UV-A UV-B UV-Cそれぞれの特徴
紫外線は、その波長の長さによってUV-A(紫外線A波)、UV-B(紫外線B波)、UV-C(紫外線C波)の3種類に大きく分けられます。
●UV-A
波長が315~400ナノメートル(nm)と最も長く、地表に届く紫外線の約9割を占めています。肌の奥にある真皮にまで到達し、肌のハリや弾力を保つコラーゲンなどに影響を与え、シワやたるみといった光老化の主な原因となります。また、窓ガラスを透過するため、室内でも油断できません。
●UV-B
波長が280~315nmで、そのほとんどは大気中のオゾン層で吸収されますが、一部が地表に到達します。肌の表面である表皮に強く作用し、短時間でも肌が赤くなる日焼け(サンバーン)や、シミ、そばかすの原因となります。また、DNAを傷つけることで皮膚がんのリスクを高めることも知られています。
●UV-C
波長が100~280nmと最も短い紫外線です。非常に強い殺菌作用を持つほどエネルギーが高いですが、地球を取り巻くオゾン層と大気によってほぼ完全に吸収されるため、通常は地表には到達しません。
紫外線を浴びると体の中で何が起きている?
紫外線は「肌が黒くなる」「日焼けしてヒリヒリする」といった現象で知られていますが、実際には体の中では目に見えないレベルでさまざまな反応が起きています。
紫外線が体に入ると、細胞レベルで起こること
紫外線は「光」ですが、体にとっては強いエネルギー刺激です。皮膚に届いた紫外線は細胞に吸収され、そのエネルギーによって活性酸素が発生します。活性酸素は本来、体を守るためにも使われる物質ですが、紫外線によって過剰に生じると、
細胞膜の脂質を酸化させる
たんぱく質の構造や働きを変えてしまう
DNAに傷をつける
といった反応を引き起こします。つまり紫外線ダメージの正体は、「熱」や「黒くなること」ではなく、酸化を中心とした分子レベルの変化です。
体は守ろうとするが、ダメージは蓄積する
紫外線を浴びると、体はすぐに防御と修復を始めます。
抗酸化酵素を働かせて活性酸素を処理する
DNA修復酵素が損傷を修復する
メラニンを増やし、次の紫外線に備える
しかし、紫外線量が多い・頻度が高い状態が続くと、修復が追いつかず、ダメージが少しずつ残るようになります。この「小さな修復不足の積み重ね」が、肌の老化や機能低下といった長期的な変化につながっていきます。

1日の紫外線の量
私たちが毎日浴びる紫外線は、時間帯や場所によってその量が大きく変動します。ここでは、一日のうちで紫外線がどのくらい変化するのか、また、どのような要因でその量が変わるのかを見ていきましょう。
紫外線は昼がピーク?
一日のうちで紫外線量が最も多くなるのは、太陽が空の最も高い位置に来る時間帯、つまり正午前後です。この時間帯は、太陽光が地表に届くまでの距離が最も短くなり、大気による吸収や散乱の影響が少なくなるため、紫外線が最も強く降り注ぎます。
気象庁のデータによると、紫外線量は午前10時から午後2時頃にかけて一日の約50%から60%を占めるとされています(※1)。特に、夏場の快晴時には、この時間帯の紫外線対策が非常に重要となります。例えば、気象庁のウェブサイトでは、紫外線に関する情報が提供されています。
場所や環境による差
紫外線量は、一日の時間帯だけでなく、場所や環境によっても大きく異なります。まず、緯度が高い地域よりも赤道に近い低緯度地域の方が、太陽光が地表に垂直に近いため、年間を通して紫外線が強い傾向にあります。また、標高が高い場所では、大気による紫外線の吸収が少ないため、地上よりも紫外線が強くなります。例えば、標高が1,000メートル高くなると、紫外線量は約10%から12%増加すると言われています。
さらに、周囲の環境も紫外線量に影響を与えます。雪面は紫外線を80%以上反射し、砂浜や水面もそれぞれ10%から25%程度の紫外線を反射します。これにより、スキー場や海水浴場では、直接浴びる紫外線に加えて、反射による紫外線も多くとることになるため、より一層の注意が必要です。
曇りの日でも紫外線は透過しますが、快晴時に比べると雲の種類や厚さによってその量は減少します。しかし、薄い雲の場合は、散乱により地表に届く紫外線量が増えることもあるため、油断はできません。
世界と比べて、日本は紫外線が少ない?
「日本は世界的に見て紫外線が少ない」という認識を持つ人もいますが、これは必ずしも正確ではありません。確かに、オーストラリアやニュージーランド、ハワイなどの南半球や赤道直下の地域に比べると、日本で観測される紫外線量は少ない傾向にあります。これらの地域は、太陽高度が高く、オゾン層の薄い場所があるため、極めて強い紫外線が降り注ぎます。
しかし、日本は中緯度に位置しており、特に夏場は紫外線が非常に強くなります。環境省が発表している「紫外線環境保健マニュアル 」などでも、日本における紫外線対策の重要性が繰り返し述べられています(※2)。油断することなく、季節や天候に応じた適切な紫外線対策をとることが大切です。
まとめ|紫外線は365日浴びている!
紫外線は、特定の季節や晴れた日だけではなく、一年中、そして場所を選ばずに私たちに降り注いでいることがお分かりいただけたでしょう。冬の屋外はもちろん、曇りの日や室内であっても、窓ガラスを透過する紫外線によって肌は常に影響を受けています。健康的な生活を送る上で、紫外線対策はもはや年間を通して欠かせない習慣と言えるでしょう。ぜひ今日から日々の紫外線対策を見直し、その効果を実感してみてはいかがでしょうか。
■参考資料
※1気象庁:紫外線情報(分布図)(2026年7月16日現在)
※2環境省:紫外線環境保健マニュアル2020
この記事について
著者

ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
エームサービス株式会社に所属する管理栄養士で構成。給食・食の現場で培った知見をもとに、日々の食と健康に役立つ確かな情報をわかりやすく発信しています。
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