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# 紫外線

    紫外線とは?

      紫外線とは?実は年中浴びている

      2025.06.04

      「紫外線は夏の大敵!」と、日焼け止めなどで対策している方も多いでしょう。

      実は、紫外線は夏以外の季節にも地表に届いており、環境や場所によっては春や冬の時期でも多くの紫外線を浴びています。

      また、紫外線には種類があり、それぞれ異なる性質を持っています。

      この記事では、紫外線とは何か、種類別の特徴を解説します。さらに、紫外線量の多い季節や時間帯、地域などもご紹介。

      紫外線について詳しく知りたい方、紫外線から肌や健康を守りたい方は、ぜひ参考にしてください。

      紫外線とは?

      紫外線とは、人間の目では確認できない電磁波であり、虹の紫色よりも波長が短い太陽光です。

      地表に届く太陽光には、目で見える光(可視光線)と見えない光が混じっています。例えば虹は、可視光線が色の波長の長さによって分解されることで7色に見えています。波長が最も長い赤色から、最も短い紫色までが階層に分かれている状態です。

      紫外線は、紫色よりも短い波長のため「紫色よりも外にある」という意味で「紫外線」と言われているようです。

      では、目視できない紫外線は、私たちの生活にどのように影響しているのでしょうか。

      ここでは、紫外線の種類や量について詳しく解説します。

      紫外線は3種類

      紫外線の源となる光には、太陽光やUVライトなどがあげられます。ここでは、太陽光における紫外線の種類について見てみましょう。

      紫外線の種類は、大きく以下の3つがあります。

      ● UV-A
      オゾン層の影響をほとんど受けずに地表に届く紫外線。肌の奥深くにある真皮や屋内まで到達することもあり、シワやたるみ、くすみなどの原因となる。

      ● UV-B
      オゾン層が吸収するが、一部地表へ届く紫外線。日焼けによるシミやそばかすなどの原因となる。

      ● UV-C
      地表には届かない紫外線。

      「UV-A」と「UV-B」は地表に届き、特にUV-Bは、日焼けなど私たちの体に影響を与えます。

      さらに、UV-Bの地表到達量は、オゾン層の厚さが関係しており、オゾン層が薄くなるとより多くのUV-Bが地表まで到達します。

      オゾン層はフロンなどの化学物質の影響で破壊が進んでおり、深刻な社会問題となっています。

      紫外線の影響は地表からも受ける

      紫外線は反射する性質を持つため、私たちは地表面からの紫外線にも影響を受けています。地表面の種類ごとの紫外線反射率は、以下の通りです。

      • 新雪:80%

      • コンクリート・アスファルト:10%

      • 草地・芝生・土面:10%以下

      • 砂浜:10~20%

      • 水面:10~20%

      紫外線反射率が高い代表的な地表面は、新雪です。スキーやスノーボード選手の肌が日焼けしているのを見て、不思議に思った経験はありませんか?新雪は、直接浴びる紫外線の量に、反射した紫外線(80%)が加わるため、ほぼ2倍の紫外線を浴びてしまうことになります。

      直射日光だけでなく、地表面からの紫外線も注意が必要ですね。

      天気によって紫外線の量は変わる

      雨の日など、天気が悪い日は紫外線の量が少なくなるからといって、日焼け対策をしない方がいるかもしれません。

      しかし、曇りや雨の日でも、紫外線は地表へ降り注いでいるのです。

      実際に、快晴時と比べ、曇りの日は約60%、雨の日は約30%の紫外線を浴びていると言われています。

      紫外線によるダメージを抑えたい方は、曇りや雨の日にも日焼け対策をしておくと安心です。

      紫外線の量は季節によっても異なる

      皆さんがイメージする通り、7~8月は最も紫外線量が多い季節です。紫外線の少ない時期である1~2月と比較すると、約4倍の違いがあります。

      春から徐々に増加し、5・6・9月も地域によっては夏と変わらない程度の紫外線量になります。

      年間を通して紫外線対策は必要ですが、春から夏は特に重要な期間と言えます。

      紫外線が最も強い時間はいつ?

      紫外線の強さは「UVインデックス」という指標で示され、晴れの日の正午が最も高い数値になります。環境省もUVインデックスが高い場合は外出の回避や日陰の利用を推奨しています。

      一方、紫外線が弱い時間は、朝方や18時以降です。外での運動や買い物に行く際などは、日中を避けると紫外線の影響を受けにくいでしょう。

      「屋内にいれば紫外線の影響はない」は間違い?

      「1日中室内で過ごす日は、日焼け止めを塗らない」という方もいるのではないでしょうか。

      屋内にいると、太陽光や地表面から反射する紫外線を直接受けることはなくなるため、紫外線の影響を受けにくいと考える方もいるかもしれませんが、屋内にも紫外線は届くと言われています。

      屋内と屋外の紫外線量の違いを把握し、どのようなリスクがあるかチェックしてみましょう。

      屋内と屋外の紫外線量の違い

      屋内に入ってくる紫外線の大部分はUV-Aです。屋外の紫外線量を100%とすると、屋内にはその10%程度の紫外線が窓から入ってきます。

      そのため、屋内にいるからといって紫外線を気にせずに過ごしていると、日焼けやシミのリスクが高まります。屋内でも、カーテンや日焼け止めを用いた紫外線対策が大切です。

      窓際や車内の紫外線リスク

      電車やオフィスで窓際の席に座ると、背中や頬がジリジリと熱く感じた経験はありませんか?それは、太陽光による影響のためで、もちろん紫外線の影響も受けます。

      厚さ3㎜程度の一般的な窓ガラスでは、屋外を100%とすると65%もの紫外線が通過し、窓際は直接太陽光を浴びていなくても紫外線の影響が高くなります。

      一方で「UVカットガラス」を採用している窓では、屋外から屋内に入ってくる紫外線量は90%ほど抑えられます。

      とはいえ、窓際で過ごす場合は、日焼け止めやアームカバーなどの対策を行うと良いでしょう。

      地域や場所による紫外線の特徴

      紫外線は地域や場所ごとで特徴が異なります。

      • 北半球にある日本では南に行くほど紫外線が強い(北海道より沖縄県のほうが紫外線を浴びやすい)

      • 日陰の紫外線量は日向の約半分

      • 高度が高いほど紫外線量は多い(標高1000m上昇ごとに10~12%ほど増える)

      札幌と那覇の紫外線量は、年間で2倍ほど違うというデータもあります。そのため九州や沖縄など、南に住んでいる方のほうが、年間を通して紫外線を浴びやすいと言えます。

      まとめ|紫外線は365日浴びている!

      紫外線は365日、天気や場所にかかわらず、地表へ降り注いでいます。

      特に夏の日中は、外出を避けたほうが良いと推奨されるほど紫外線が強い時間帯もあり、紫外線対策をしながら上手に付き合っていくことが大切です。

      また、地表に届いている紫外線はUV-AとUV-Bの2種類に分けられ、UV-AはUV-Bより悪影響は少ないと言われていますが、UV-Aは室内にも入ってくる場合があるため、室内で過ごすからといって油断せずに対策しましょう。

      この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを専門医がオンライン上で監修する「メディコレWEB」の認証を受けています。

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