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機能性成分とは?健康へのメリット
2026/7/28
著者:
ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)

健康維持のために「機能性成分」という言葉を耳にする機会が増えましたが、具体的にどのようなはたらきがあるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、代表的な成分の種類やはたらきをご紹介します。
機能性成分とは

機能性成分とは、体の調子を整えたり、生理機能をサポートしたりするはたらきを持つ成分のことです。
エネルギー源となるたんぱく質・脂質・炭水化物、あるいはビタミンやミネラルといった栄養成分とは役割が異なりつつも、特定の健康課題に対してプラスアルファの機能を発揮する点が特徴です。
こうした考え方は、古くから食経験として知られてきたものであり、「お茶は殺菌作用がある」「発酵食品で腸内環境を整える」といった知恵もその一例です。近年では研究の進展により、これらの食品に含まれる成分のはたらきが科学的に明らかになり、「機能性成分」として整理されるようになりました。
現在では、特定保健用食品(いわゆるトクホ)などに代表されるように、成分のはたらきが明示される食品も増えており、日々の食事に含まれるこれらの成分を上手に取り入れることが、体調管理や将来的な健康リスクの低減につながると考えられています。
代表的な機能性成分の種類と期待できる効果
機能性成分にはどのようなものがあるか、具体的に見ていきましょう。なお、これらの成分は単独ではたらくのではなく、さまざまな成分と組み合わさることでその機能が発揮されると考えられています。
ポリフェノールとフラボノイド
ポリフェノールは植物が持つ色素や苦味の成分で、強い抗酸化作用を持ち、体内の酸化ストレスを軽減するはたらきが期待されています。赤ワインやコーヒーに含まれるタンニン、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールなどが代表例です。また、フラボノイドはポリフェノールの一種で、緑茶や紅茶に含まれるカテキン、いちごやぶどう、なすに含まれるアントシアニン、そばやアスパラガスに含まれるルチン、玉ねぎに含まれるケルセチン、大豆に含まれるイソフラボンなどがあります。
カロテノイド
カロテノイドは、黄色や赤色等の色素で、750種類以上が知られています。抗酸化作用に加え、一部は体内でビタミンAに変換される特徴があります。にんじんやかぼちゃに含まれるβカロテン、トマトに含まれるリコピン、昆布やわかめに含まれるフコキサンチン、赤ピーマンや唐辛子に含まれるカプサンチン、サケやエビに含まれるアスタキサンチン、とうもろこしや卵黄に含まれるルテインやゼアキサンチンなどがあります。
オリゴ糖や乳酸菌
消化で分解されにくいオリゴ糖や、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内で善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整える役割を担います。生きて腸まで届く乳酸菌は、プロバイオティクスとしておなかの調子を整えます。腸内環境が整うことで、免疫機能の維持や健康的な体調の安定にもつながります。
味や香りの成分
香味野菜や香辛料、調味料などに含まれる味覚成分(苦味、酸味など)、辛みなどの刺激成分や香り成分の中には、さまざまな機能性を持つものがあります。にんにくに含まれるアリシンや、わさびに含まれるイソチオシアネートは胃腸のはたらきを活発にさせます。ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは、肝臓での解毒作用をサポートするとされています。さらに、クエン酸や酢酸には、酸味により食欲を増進させる効果があります。
まとめ
機能性成分とは、体調を整えたり健康維持をサポートしたりするはたらきを持つ成分です。ポリフェノールなど、身近な食材に含まれるこれらの成分を日々の食事で取り入れることは、日々の体調管理や将来の健康づくりにつながります。また、機能性成分は単独ではたらくのではなく、さまざまな成分が組み合わさることでその効果が発揮されると考えられており、日々の食事全体のバランスが重要です。まずは毎日の食事内容を見直し、無理のない範囲で取り入れることから始めてみましょう。
この記事について
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ヨミサプ運営チーム(管理栄養士)
エームサービス株式会社に所属する管理栄養士で構成。給食・食の現場で培った知見をもとに、日々の食と健康に役立つ確かな情報をわかりやすく発信しています。
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