# 免疫
免疫力低下とその影響
免疫力の低下は危険!?
2025.03.12

免疫力が低下すると、風邪をひきやすくなるだけでなく、さまざまな体の不調が起こります。場合によっては深刻な病気につながることも。免疫力の低下が具体的に体にどんな影響を及ぼすかを知り、対処できるようにしておきましょう。
免疫力が低下すると体にどんなことが起こる?
免疫力が低下する=病原体と戦う力が落ちるということ。健康な状態なら感染しない細菌やウイルスなどに感染してしまい、風邪などの感染症にかかりやすくなったり、軽い症状でおさまらなかったりすることも。戦う力だけではなく守る力も落ちているため、肌のバリア機能などにも影響が出てきます。
口内炎や結膜炎
疲れが溜まるなどして免疫力が低下すると、正常なときにはおとなしくしている常在菌が増殖しすぎるため、口腔内や目の粘膜の炎症を引き起こしてしまいます。口の中に発疹や水ぶくれができたり、痛みを感じるなどの口内炎を発症したり、目の充血・かゆみを伴う結膜炎が起きることがあります。
副鼻腔炎
風邪をひいたあとも鼻水や鼻詰まりがなかなか治らず、鼻炎以外の症状もあるときは副鼻腔炎のサインかもしれません。鼻の周りには「副鼻腔」という空洞があります。その入り口が炎症によって塞がることで炎症が悪化し、副鼻腔内に鼻水や膿などが溜まってしまうことが、副鼻腔炎の原因です。放っておくと、長引いてしまい、顔面の痛みや味覚障害を引き起こすことがあります。
帯状疱疹
子どもの頃に水痘(水ぼうそう)にかかった人は、治った後も「水痘・帯状疱疹ウイルス」が体内に潜伏しています。免疫力が低下すると潜伏していたウイルスが目を覚まし、帯状疱疹を発症してしまうことも。帯状疱疹後神経痛(PHN)という、焼けるような痛みを感じたり、刺すような痛みが繰り返したりする後遺症にも悩まされる人もいます。
がんのリスクが上昇することも
健康な体でも、毎日がん細胞が発生していると言われています。それなのにがんを発症しないのは、免疫細胞が、がん細胞を体内の異常細胞として認識して取り除いてくれているから。しかし免疫力が低下して、がん細胞を取り除けず増加してしまうと、がん発症のリスクが高まることがあります。
免疫力が低下する要因
免疫力を低下させる主な要因としては次のようなものがあります。
加齢
免疫力も年齢とともに衰えます。歳を取るとちょっとしたすり傷などが治りにくくなるのもそのためです。歳を取るのは避けられないことですが、努力次第で体の老化スピードを緩やかにすることは可能です。
ストレス
強いストレスが続くと自律神経の乱れにつながり、免疫細胞のはたらきを阻害してしまいます。
飲酒、喫煙
アルコールは免疫細胞のはたらきを鈍らせるだけでなく、生活習慣病などの原因になり、結果的に免疫力を下げてしまいます。タバコの有害物質は、血行の悪化、バリア機能の弱体化、リンパ球の機能抑制などさまざまな悪影響を体に与え、免疫力を低下させます。
睡眠不足
睡眠中に免疫細胞を活性化させるホルモンが分泌されるため、睡眠不足だと免疫細胞のはたらきが弱まります。
運動不足
運動不足で筋肉量が落ちて血流や代謝が悪くなると、免疫細胞が体の隅々に届きづらくなり、免疫力の低下につながります。
食生活の乱れ
食生活が乱れると、免疫の仕組みを維持するための栄養素が不足してしまいます。特に過剰な炭水化物や質の悪い脂質に偏った食事は悪玉菌の増殖につながるので、腸内環境の悪化を招きます。
冷え
体が冷えると、そのストレスに対処するため、リンパ球や細胞のはたらきを鈍くするホルモンなどが分泌されて免疫力が下がってしまいます。
まとめ|体のちょっとした不調は免疫力低下のサイン?
ちょっとした体の不調は免疫細胞のはたらきが落ちているサインかもしれません。そこで踏みとどまってそれ以上悪化させないためにも、なぜ免疫力が低下するのか、低下するとどんな症状が起こるのかを知って、対策できるようにしたいものです。

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