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筋トレだけじゃない!プロテインについて
2026.01.07

管理栄養士のみのりです。今回は「プロテイン」についてご紹介します。ここでいうプロテインは、栄養素としてのたんぱく質ではなく、たんぱく質摂取を目的とした栄養補助食品のことを指します。プロテインは、今や筋トレをする人だけのものではありません。調べてみてわかったプロテインの魅力を、皆さんにお伝えします。
プロテインの歴史

アメリカのボディビル文化の隆盛からプロテインパウダーが登場し、日本では1978年頃にプロテイン商品が発売されました。最初は筋肉をつけるためのたんぱく質補給がメインで、どれだけとれるかという「量」が重視されていました。
その後、ホエイプロテインが主流となり、吸収速度やアミノ酸スコアに注目が集まってきました。味や溶けやすさ、飲みやすさなどの嗜好面が改善され、一般層にも普及し始めます。
2000年代後半では目的別の設計が始まり、筋肉をつけるためのプロテインから、ダイエットや美容、健康維持など、活用の幅が広がってきました。
現在は市場規模も大きくなり、パーソナルトレーナーの流行もあり、大手メーカーの商品だけでなくOEM(受託製造)商品も普及し、市場はますます拡大中です。
プロテインの成分
プロテインは目的別で素材や成分が異なります。メーカーによって違いがありますが、代表的な目的別の特徴を紹介します。
筋肉をつけたい!
吸収が早く、トレーニングを行う前提で代謝や筋合成をサポートする栄養素が含まれているものが多いのが特徴。また、プロテインをとるタイミングによって配合が異なります。
●トレーニング前
空腹状態で運動することによるデメリット(筋肉の分解やトレーニングのパフォーマンス低下)を防ぐ目的で、吸収の早いホエイたんぱく質と少量の糖質、筋肉合成を助けるBCAA(分岐鎖アミノ酸)が含まれているものが多い。その他、エネルギー代謝をサポートするビタミンB群がバランスよく配合されています。
●トレーニング後
運動前と同様に筋肉合成を促進するために吸収の早いホエイたんぱく質、BCAA、ビタミンB群を含んでいることに加え、特に運動後はインスリンの分泌を促進するために糖質量が多くなっているのが特徴です。
ダイエット中、体を絞りたい!
減量中は食事制限や運動でエネルギー消費量を上げているため、そのサポートのための成分が配合されているのが特徴です。
●置き換えの場合
食事の代わりにプロテインをとり、摂取エネルギーを抑えつつ栄養を補う目的で、ソイやカゼインといった腹持ちの良いたんぱく質を使用。ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれており、特に代謝に必要なビタミンB群、鉄、カルシウムが強化されているものが多い。さらに腹持ち重視で食物繊維が配合されています。
●トレーニングの効率化
運動による脂肪燃焼や筋肉維持をサポートし、代謝を高めて痩せやすい体づくりを促進するため、たんぱく質量は多めで代謝系のビタミンが多いのが特徴。体重を落とすことが目的の場合はソイ、筋肉をつけて絞る場合はホエイが選ばれます。
美容・健康維持を意識
食生活を気にしていても、どうしても食事から栄養をとりづらいときに必要な栄養素を確保できるように設計されています。バランスよく栄養素を配合するとともに、美容に効果が期待できるビタミン・ミネラルやその他の成分が含まれているのが特徴です。
中でも美容目的の場合は、たんぱく質として、コラーゲンペプチド(通常のコラーゲンを吸収しやすくしたもの)がとれるものがあります。
有名メーカー VS OEMプロテイン
ドラッグストアなどの小売店のプロテインコーナーには、さまざまなメーカーの商品が目的別で並んでいます。さらにSNSでは通販で購入できるOEMプロテインの情報も目にする機会があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
有名メーカーのプロテイン
強みは信頼性。長年の実績や品質保証の能力から安心できます。成分設計も科学的根拠に基づいた配合で、また、ブランド力による安定した重要などから価格も抑えられます。ドーピング検査対応の商品も多く、アスリートも安心して取り入れられます。
デメリットは幅広い層に対応する必要性から、ターゲットを絞った商品が少ないこと。また、メーカー内で目的別に様々な商品があるため、初めて選ぶ際に迷うことがあります。
OEMプロテイン
最近よく見かける「トレーナー監修プロテイン」や「美容家プロデュースのプロテイン」。これらは多くがOEM(受託製造)によって作られています。
OEMとは、製造を専門メーカーに委託し、ブランド側が企画・設計・販売を行うスタイル。つまり「中身はプロが作り、外側はこだわりのブランドが仕上げる」イメージです。監修元の経験や思いが詰まっているため、目的特化型の尖った商品も多く、こだわりのニーズに対応できます。味や成分だけでなく、パッケージなど細かくカスタマイズされているのも特徴です。
デメリットは、価格がやや高めで品質保証は委託先の製造会社の実力に依存します。トレーナーなどの経験重視でエビデンスが不足している場合も。また、店頭で購入できず通販中心の販売が多く、買いづらさがあります。
有名メーカーでもプロアスリート仕様!とうたったものがあったり、OEMブランドも有名になれば価格が下がることもあります。あくまで一般的な傾向として覚えておいてください。
試してみた感想
私は朝食でのたんぱく質摂取の必要性は理解しているものの、生活スタイルから毎朝しっかりとるのは難しいため、美容目的のOEMプロテインを朝に飲んでいます。先日、体組成を計測する機会がありましたが、特に運動を積極的に行っているわけではないのに筋肉量が標準でした。朝のたんぱく質をしっかりとれたことで、食生活が整ったおかげかなと感じました。賢く使うと良いですね。
まとめ
プロテインは種類も成分も多様で、自分の目的に合ったものを選ぶのは一苦労。そんなときはOEMブランドのプロテインは選びやすいかもしれません。または、ドラッグストアで気軽に購入できる大手メーカーのものもおすすめです。ご自身のライフスタイルに合ったプロテインを試してみてはいかがでしょうか?





